グレ吉です。
今日は私の仕事である「言語聴覚士」という仕事について説明しようと思います。
これを読んで頂ければ、概要は理解していただけるのではないかと思います。
言語聴覚士とは?
言語聴覚士は、1997年に誕生した国家資格です。
年に一度国家試験があり、現在資格を持っている人は、
約3万4千人となっています (2020年3月現在)
言語聴覚士とは、ST(Speech-Language-Hearing Therapist)と呼ばれるとこもあり、その名前の通り
●言語障害(言葉を理解すること、話すことの障害を持つ方)
●聴覚障害(難聴や、生まれつき耳の聞こえない方へ)
など、障害を持っておられる方への支援を行います。
他にも、
●高次脳機能障害(脳卒中などで注意障害や、記憶障害、遂行機能障害などを抱えた方)
●嚥下障害(食べ物や飲み物をうまく飲み込めない障害)
など、言葉を話すこと、聞くこと以外で困っている方にも、支援を行っています。
言語聴覚士の働く場所
医療機関
言語聴覚士の7割程度が医療機関で働いています。
●病院のリハビリテーションセンターやリハビリテーション科
●口腔外科(舌癌や咽頭がんの術後リハビリなど)
●耳鼻咽喉科
などが主な勤務地になります。ちなみにグレ吉もリハビリテーション科にて日々患者様のリハビリに従事しています。
介護・福祉機関
●特別養護老人ホームや老人保健施設、デイサービスなど高齢者のための施設
●訪問リハビリテーションなどの事業所
●肢体不自由児の施設
●児童福祉センター(障害を持ったお子さんの(リ)ハビリテーション)
など、患者さんや利用者様の在宅での暮らしを支える言語聴覚士もいます。
教育機関
●中学校や特別支援学校などで言葉の遅れに関する指導・訓練
●言語聴覚士の養成校(大学・専門学校)
などで働いている言語聴覚士もいます。
□言語聴覚士になるためには?
まず「言語聴覚国家試験」の受験資格を得る必要があります。
資格を得るルートは大きく分けて2つあります(図を参照)。
●高校卒業者の場合
→言語聴覚士養成課程のある大学(または短期大学)や養成校に進む。
●一般の4年制大学を卒業している場合
→言語聴覚士の養成課程のある大学や大学院や指定の養成校を卒業する。
□資格試験の合格率は?
平均的に50~60%程度であり、同じリハビリの専門職である理学療法士や作業療法士と比べると難易度は一番高いようです。
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